MRSA感染症 「概要」
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症(MRSA感染症)は黄色ブドウ球菌バクテリアによって引き起こされます。何十年か昔、広範囲の抗生物質で治療が行われていましたが、それに対して抵抗力のある黄色ブドウ球菌が現れました。それはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)と名づけられ、最も力強い薬の裏をかく最初の病原菌の1つでした。MRSAの感染は命取りになることがあります。
ブドウ球菌のバクテリアは通常、人口の3分の1の人々の、皮膚上か鼻の中で見つかります。皮膚上か鼻の中にブドウ球菌がいたとしても、体調が悪くない時はMRSAに感染しているのではなく“植民地化”していると呼ばれます。健康な人はMRSAを保持していても病気になりませんが、他人に感染する可能性はあります。
ブドウ球菌は切り傷や他の怪我によって体の中に侵入するまでは一般的に無害です。傷口から侵入したとしても健康な人には些細な皮膚の問題を引き起こすだけに留まります。しかし、高齢者や病気の人や免疫機能が弱っている人にはブドウ球菌感染はMRSAを引き起こす可能性があります。
1990年代にMRSAの一種が登場し始めていました。今日、そのようなブドウ球菌は社会に関連あるMRSA(CA-MRSA)として知られ、多くの深刻の皮膚や軟組織感染や深刻な肺炎の原因となっています。
バンコマイシンは病院のMRSA感染に対して効果的な数少ない抗生物質の一つですが、全てのケースで効果があるとは言えません。いくつかの薬はCA-MRSAに対して効果がありますが、CA-MRSAはどんどん前進するバクテリアで、ほとんどの抗生物質に対して抵抗力がある菌に変化するのはもはや時間の問題でしょう。
いんきんたむし 「概要」
いんきんたむし(頑癬)はよくある菌の感染症で、太ももの皮、臀部、生殖器に影響を与えます。いんきんたむしは体の温かく湿った部分にしばしば痒く赤い輪のような発疹をもたらします。
いんきんたむしは、水虫や時には頭皮の白癬を引き起こすのと同じタイプの菌が原因で起こります。実際に、股間部に感染する真菌は自分自身の水虫から感染することもあります。
いんきんたむしは太りすぎの人にしばしば見られますが、誰でも感染する危険はあります。
不快で厄介であるにも関わらず、免疫組織が弱い人を除いて、いんきんたむしは通常深刻なものではありません。股間部を清潔に乾燥した状態で保つことと局所性抗真菌薬を使用して病気の治療することが一般的です。
おたふく風邪 「概要」
おたふく風邪は生死に関わる感染症です。おたふく風邪は原発的に耳下腺に影響を与えます。耳下腺とは耳の下と前に位置する3つの唾液腺のことを言います。もしおたふく風邪を発症したら、片方の、もしくは両方の耳下腺が腫れを起こします。
おたふく風邪を発症する確率はそれほど高くありません。おたふく風邪のワクチンが登録される1967年まで、おたふく風邪は一般的な病気でした。ワクチンが発見されるまで、アメリカでは1年間に20万人がおたふく風邪を発症していたといわれています。その後、おたふく風邪の発症数は大幅に減少しました。
しかし、おたふく風邪の発症は未だに続いています。おたふく風邪を予防するにはワクチンを接種することが重要です。
はしか 「概要」
はしかを聞くと、赤い、しみのような発疹がしばしば伴う病気であると想像するでしょう。しかし、発疹は体の中に起こっているより深刻な変化が外側に表現されたものに過ぎません。はしかは主として呼吸器官の感染で、人から人への接触により感染する世界中で見られるウィルスが原因です。
麻疹とも呼ばれ、深刻で子どもにとっては致命的になる場合もあります。おおよそ3000万から4000万件のはしかが毎年世界中で広がり、その結果、約100万人が死亡します。風疹ははしか(麻疹)とは違うウィルスにより発生し、接触伝染性が低く、深刻な症状が少ないのです。
はしかのワクチンは、はしかを予防するにはとても効果的な方法です。しかし、予防接種プログラムは世界では十分行われていません。世界保健機関はこの問題を解決するために取り組みを続けています。世界中で発生している病気であるため、、まだはしかがほとんど起こっていない国にも引き続き予防接種が必要です。
インフルエンザ 「概要」
50万人のアメリカ人を含む何百万人の人々が、1918年の世界的なインフルエンザの流行で死亡しました。今日、疾病対策予防センターによると、36,000人のアメリカ人が毎年インフルエンザの合併症により命を落とし、20万人以上が入院します。
インフルエンザは鼻、喉、気管支や肺を含む、呼吸器組織を襲うウィルス性の感染症です。
誰でもインフルエンザにかかりますが、幼い子どもや高齢者で弱った免疫組織を持っている人や慢性的な病気を患っている人はウィルスに侵され易い傾向があります。インフルエンザのかかる危険性が高い時、予防の第一段階は予防注射です。注射では100%予防できませんが、感染の機会を減らし、感染しても重大な合併症を防ぐのに役立ちます。
ウイルス性出血熱 「概要」
1995年、コンゴ共和国で何百人もの人がエボラ出血熱で命を落としました。10年後、アンゴラでマールブルグ・ウイルスが蔓延し、さらに何百人もの人が命を落としました。しかし、エボラ出血熱もマールブルグ・ウイルスもウイルス性出血熱のうちのたった2つの種類にしか過ぎません。ウイルス性出血熱にはさらに甚大な被害を与えるものもあるのです。
ウイルス性出血熱は4つのグループからなるウイルスが原因となって起こり、比較的程度の軽いものから、命に関わるものまであります。すべてが発熱と筋肉痛から始まりますが、ウイルス性出血熱の中には深刻な内出血、出血、広範囲の細胞死(壊死)、ショックなどさらに深刻な問題に発展するものもあります。
エボラ出血熱やマールブルグ・ウイルスの起源はよくわかっていません。しかし、出血熱の原因となるウイルスはヒトや動物や昆虫を介して広がっていきます。すべてのウイルス性出血熱に当てはまるわけではありませんが、ウイルス性出血熱は血や精液を含む体液を通して人から人へと感染していくものもあります。医療用品が不足したり、再利用されたりする開発途上国などでは針や糸を通して2次感染する恐れもあります。
ウイルス性出血熱を治療する方法は現在のところありません。さらに、数多くあるウイルス性出血熱のうちのたった二つしか免疫がありません。ワクチンを作るために懸命な研究が行われていますが、今のところ、予防が最善の方策となります。
ウエスト・ナイル・ウィルス 「概要」
5月 23, 2012 by index
Filed under ウエスト・ナイル・ウィルス
1999年夏、ニューヨークにおいて大量のカラスが死んでいきました。保険当局がようやくその原因にたどり着いたときには、すでに4人の犠牲者が出た後でした。その原因とはウエスト・ナイル・ウィルスで、蚊を媒介に主に鳥、そして人間と馬に感染するウィルスです。
ウエスト・ナイル・ウィルスは1930年代後半にアフリカにおいて多く見られた病気です。以来、アジア、ヨーロッパ、中東、そして北南米に広がっていきました。1999年にアメリカの東海岸で爆発的に流行り、現在は全米へと広がっていきました。
ウエスト・ナイル・ウィルスには、事前に兆候は見られず、たいていの場合、感染したことも気づかないことがほとんどです。症状が軽い場合は全快することがあります。しかし症状が深刻な場合、抵抗力が落ちている場合、ウエスト・ナイル・ウィルスは非常に深刻で、脳の炎症、脳膜や脊髄膜の炎症を引き起こすことがあります。多くはありませんが、ウエスト・ナイル・ウィルスによって死にいたることもあります。
エイズ 「概要」
エイズはHIV(ヒト免疫不全ウィルス)によって引き起こされる、慢性的、且つ生命にかかわる疾病です。免疫システムの細胞が阻害・破壊されることによって、HIVは人の体が持っている、ウィルス・バクテリア・菌に対する抵抗力を阻害します。このことによって、特定種のがんや、通常では抵抗できる肺炎や髄膜炎などの感染症に罹患しやすくなります。
このウィルスはHIV(ヒト免疫不全ウィルス)と呼ばれており、エイズ(AIDS:後天性免疫不全症候群)という言葉はHIVに感染した後の段階を意味して用いられています。
初めてエイズがという疾病が報告されてから25年間で、エイズは世界規模の疾病となりました。世界中で、3860万人の人がHIVを持っていると推計されています。そのうちのほぼ半分が15歳-24歳の女性です。HIVの拡大が弱まってきた国もありますが、さらに広がりを見せている国もあります。2005年には400万人の人が新たにHIVに感染し、2500万人がエイズによって既に死亡しています。
治療方法も改善し、もっとも被害を受けた地域の人々に対するアクセスも向上しましたが、エイズの流行はまだ初期段階であることは、多く専門家の統一見解です。今後数十年はワクチンは開発される可能性が低く、HIVの広がりを防ぐ最善の方法は予防、治療、そして教育です。
エボラウィルスとマールブルグウィルス 「概要」
5月 23, 2012 by index
Filed under エボラウィルスとマールブルグウィルス
エボラウィルスとマールブルグウィルスは時として命に関わる病気と関連があるウィルスとされています。エボラウィルスとマールブルグウィルスはアフリカの熱帯雨林に起源があり、過度の出血、組織のショックと破壊を伴う出血熱を引き起こします。エボラウィルスとマールブルグウィルスは動物から人間に感染し、その後、血液や体液などに接触することを通して人から人へ広がります。
最初のエボラウィルスによる出血熱の報告は1976年にザイールとスーダンで報告されました。1990年代と2000年代初頭でアフリカのサハラ以南でも報告されています。
公衆衛生局は1967年にマールブルグウィルスを特定していますが、その時はドイツのマールブルグの実験室の研究員がアフリカ緑ザルを扱った後に出血熱に感染しました。それ以来、アールブルグウィルスによる感染がアフリカの南部と頭部で散発的に起こっています。
エボラウィルスとマールブルグウィルスによって引き起こされる出血熱に対して利用できるワクチンはありません。しかし殆どの人々は、現在のところ感染の危険性はきわめて低いのです。
エーリキア症及びアナプラズマ症 「概要」
5月 23, 2012 by index
Filed under エーリキア症及びアナプラズマ症
エールリヒア症はダニが媒介する細菌性の疾病で、風邪によく似た症状を引き起こします。他にもダニが媒介する感染症として、アナプラズマ病がよく知られており、エールリヒア症と非常に似ています。しかし、エールリヒア症とアナプラズマ病には原因となる微生物が異なるという大きな違いがあります。
エールリヒア症の症状としては軽い体の痒みで収まることもあれば、深刻な発熱を引き起こすこともあります。通常、ダニにかまれてから1週間以内に発症します。抗生物質を用いて迅速に治療すれば、数日の間に回復します。
エールリヒア症、及びアナプラズマ病は、ダニが活発に活動し、そして人間もガーデニング、ハイキング、キャンプなどのアウトドア活動を行う、春と夏によく発症します。
エールリヒア症とアナプラズマ病を避けるためには、ダニからかまれることを防ぐことが重要です。ダニ用の防虫剤を使用したり、外出から帰った際に体についているダニを除去したりすることなどが、エールリヒア症、アナプラズマ病の予防に効果的です。


