甲状腺機能亢進症 「治療法」
甲状腺機能亢進症の治療は複数あります。最善の方法は年齢、身体状況、病気の深刻度合いなどによって変わります。
放射性ヨード
放射性ヨードを経口摂取すると、甲状腺で吸収され、3~6ヶ月後には腺が縮小して正常な症状に戻ります。この治療で甲状腺の活動がかなり遅くなるため、チロキサンの代わりとなる経口薬を毎日服用する必要があるかもしれません。
抗甲状腺投薬治療
抗甲状腺投薬治療によって、甲状腺が過度のホルモンを分泌しないようにして、徐々に甲状腺機能亢進症の症状を減らします。プロピルチオウラシルやメチマゾールなどが処方されます。症状は6~12週で治まりますが、抗甲状腺投薬治療は1年以上続けられます。人によって、完治する人もいますが、再発する人もいます。
βブロッカー
βブロッカーは通常は高血圧の治療に使われます。甲状腺の値を減らすわけではありませんが、心拍数を減少させて動悸を抑えます。そのため、医師は甲状腺レベルが正常になるまで処方することがあります。
外科的手術(甲状腺摘出)
抗甲状腺薬に適用がない、または放射性ヨード治療を行いたくない場合、外科手術を受ける対象になりますが、これはとても稀です。
甲状腺摘出では、甲状腺全てが摘出されます。この手術によるリスクは声帯や副甲状腺の損傷です。副甲状腺とは、甲状腺の裏側にある4つの小さな腺で、血液の中にカルシウムを取り込む助けをしています。それに加えて、レボチロキシンという通常の甲状腺ホルモンを供給する薬を一生のみ続けなければなりません。副甲状腺も摘出された場合、血中カルシウムレベルを正常に保つ薬も服用しなければなりません。
グレーブス病
グレーブス病を発症した場合、軽度なら風や光を避けるために目を閉じて、目薬や潤滑ジェルを使用します。症状がもっと深刻なら、プレドニンなどの副腎皮質ホルモンを用い、目の後側が腫れないように治療します。場合によっては以下のような外科手術が行われます。
眼窩減圧術
この手術では眼窩と眼窩の横部分の洞との間にある骨を取り除きます。成功すれば視野が改善されて目が通常の位置に戻るよう空間をつくることができます。手術の後に二重視野になるという合併症が起こる可能性もあります。
眼筋手術
グレーブス病の傷によって、目の筋肉が短くなりすぎることがあります。このために目の位置がずれたり二重視野になったりします。眼筋手術は症状が出ている筋肉を目から切り離して後方へ貼りつけるという方法で二重視野を改善します。目標は二重視野を無くして読書や物を見るときにまっすぐに見れるようにすることです。このため、場合によっては複数回の手術をすることもあります。
境界性人格障害 「治療」
近年、境界性人格障害の治療に別な技術を取り入れることで治療法が改善されています。治療法は以下の通りです。
心理療法
心理療法は境界性人格障害の主な治療法です。境界性人格障害の治療の為に、弁証法的行動療法が作られました。弁証法的行動療法は個人、集団、電話カウンセリングを通じて行われ、感情をどのようにコントロールするか、抑うつをどう乗り越えるか、人間関係をどのように改善するかなど技術的なアプローチを学ぶことができます。
投薬治療
投薬治療では境界性人格障害を根治することはできませんが、抑うつ、衝動性、不安など関連する症状をコントロールする助けとなります。投薬治療には抗抑鬱剤、抗精神病薬、抗不安薬の投薬治療などがあります。
入院
境界性人格障害の人の中には、精神病院やクリニックでの治療が必要な場合もあります。また、入院することによって自傷行為から患者を守ることができます。
治療には時間がかかるものです。境界性人格障害の治療を経験した医療従事者に診察を受けることで、治療に成功する可能性が高まるでしょう。
潰瘍性大腸炎 「治療法」
投薬治療の目標は症状を引き起こす炎症を緩和することです。最善のケースでは、症状の緩和だけでなく長期鎮静が可能になります。潰瘍性大腸炎の治療では、投薬治療もしくは手術のどちらかが行われます。
医者は通常いくつかの種類の薬を使って炎症をコントロールします。しかし、ある人に良く効く薬でも他の人には効かない場合もあるので、その人に適した薬を探すには時間がかかります。それに加えて、ひどい副作用がある薬もあるので、どんな治療でも利益と危険性を比較検討しなければなりません。
抗炎症薬
炎症性大腸炎の初期治療では抗炎症薬が使われます。抗炎症薬は以下を含みます。
スルファサラジン
スルファサラジンは潰瘍性大腸炎の症状を軽減するには効果的ですが、吐き気、嫌悪感、胸焼け、頭痛など多くの副作用が起こります。サルファ剤のアレルギーがあるならこの投薬治療は受けないで下さい。
メサラミンとオルサラジン
この投薬治療はスルファラジンと比較して副作用は少ないです。潰瘍性大腸炎が発症している大腸の部位によって、錠剤として服用するか浣腸や坐薬の方法で投与されるか異なります。メサラミン浣腸剤は大腸や結腸の左下部に潰瘍性大腸炎が起こっている80%の人の症状を和らげることができます。オサラジンは人によっては下痢症状を起こしたり、悪化させたりします。
バルサラザイド
メサラミンの別の形です。バルサラザイドは抗炎症薬を大腸に直接運びます。バルサラザイドはスルファサラジンと似ていますが、中毒になりにくく副作用も少ないです。
副腎皮質ステロイド
副腎皮質ステロイドは炎症を軽減しますが、顔のむくみ・過度の顔の毛・寝汗・不眠・活動過剰など多くの副作用があります。より深刻な副作用として、高血圧・2型糖尿病・骨粗しょう症・骨折・白内障を引き起こしたり、感染を受けやすくなります。子どもがこれらの薬を長期間使用すると発育不良になることもあります。
副腎皮質ステロイドは潰瘍性大腸炎の全ての人に効果があるわけではありません。医者は一般的に、炎症性大腸炎の人で他の治療が効かない中程度から重度の人に副腎皮質ステロイドを処方します。副腎皮質ステロイドは長期間使用には向いておらず、3~4ヶ月の処方が一般的とされています。
これらは病状の一時的緩和の手段として他の薬との組み合わせとして使われるかもしれません。例えば、副腎皮質ステロイドは免疫組織の抑制としても使用されます。副腎皮質ステロイドが一時的に鎮静する一方で、免疫組織抑制剤は鎮静を維持する働きを持ちます。時々、医者は浣腸のステロイド剤を処方して大腸や結腸の下部を治療します。これらのステロイドは短期間使用します。
免疫組織抑制剤
免疫組織抑制剤も炎症を軽減しますが、炎症それ自身ではなく免疫組織を標的にします。免疫抑制剤は潰瘍性大腸炎の治療に効果的です。大腸組織に与える損害はウィルスやバクテリアの侵入や組織自身に対する免疫反応によって引き起こされると考えられています。この免疫反応を抑制することで炎症は軽減します。
免疫抑制剤は以下の通りです。
アザチオプリンとメルカプトプリン
これらの医薬品はクローン病の治療に何年も使われてきましたが、潰瘍性大腸炎での効果はまだ研究段階です。アザチオプリンやメルカプトプリンは効力が遅いので、最初は副腎皮質ステロイドと一緒に組み合わされます。徐々にそれ自身の効果も出てきて、長期服用しても毒性は少ないです。
副作用としてアレルギー反応、骨髄抑制、感染、膵臓や肝臓の炎症を引き起こすこともあります。これらの薬のいずれかを使用している場合は医者に通院して、血液検査を綿密に定期的に受けて、副作用がないか確認する必要があります。
シクロサポリン
この強力な薬は、他の投薬治療が効かない人や手術が必要なほどの潰瘍性大腸炎の人に使用されるものです。シクロサポリンの服用で、外科手術に耐えられる体力が付くまで手術を遅らせることができますが、他の用途としては、中毒性の弱い薬が症状に効き始めるまで症状を抑えるために使われます。シクロサポリンは効果が出始めるまでには1~2週間かかりますが、腎臓や肝臓に損傷を与えたり命にかかわる感染、リンパ腫の危険性があるなどひどい副作用が出る可能性があるため、医者と治療の利害についてよく話しあう必要があります。
インフリキシマブ
この薬は他の治療には耐えられなかったり、他の治療では効果があまり見られないような中程度から重症の潰瘍性大腸炎の大人や子どもに特に効果的です。腫瘍壊死因子として知られる免疫組織により作られるたんぱく質を中和する働きがあります。インフリキシマブは血流内の腫瘍壊死因子が、腸管内で炎症を起こしたり、瘻孔と呼ばれる感染した傷を形成する前に取り除いています。
心臓病、多発硬化症、がんやがんの病歴がある人はインフリキシマブを使用できません。インフリキシマブを現在服用しているなら、医者に潜在するリスクについて話した方が良いでしょう。インフリキシマブは結核などの感染のリスクと関連があり、血液に問題を起こしたり、腫瘍のリスクを高めたりします。インフリキシマブを服用する前には皮膚検査が必要で、結核が起こったことがある場所へ旅行したり、住んでいたことがある場合には胸部レントゲン検査を行う必要があります。
インフリキシマブはネズミのたんぱく質を含んでいることもあり重大なアレルギー反応を引き起こす場合もあります。その反応は治療が始まってから何日も何週間も遅れて起こります。インフリキシマブは長期治療として続けられますが、効果は時間の経過とともに低下します。
ニコチンパッチ
喫煙者が使うものと似ている皮膚のパッチは、潰瘍性大腸炎が突発的に起こったときに短期間で症状を緩和できます。特にかつて喫煙者だった人によく効きます。現在、ニコチンパッチの効力は明確でなく、症状を緩和するという証拠は研究者の間で論争中です。ニコチンパッチの治療を開始する前には医者に相談してください。
喫煙が潰瘍性大腸炎の治療法として取り上げられることもあります。しかし、喫煙によって被る被害は、喫煙によってもしかしたら得られるかもしれない潜在的な利益の何倍もの物です。喫煙を潰瘍性大腸炎の治療法として考えない方がよいでしょう。
他の治療
炎症を抑えるのに加えて、投薬によっては症状を緩和するものもあります。潰瘍性大腸炎の重症度によって、医者は以下の1つか2つを勧めるかもしれません。
抗下痢剤
オオバコ粉のような線維サプリメント(メタムシル)やメチルセルロースは、排泄物に繊維質の食品を加えることで、軽度から中度の下痢による症状を和らげる効果があります。より深刻な下痢にはロペラミドが効果的です。抗下痢剤の投薬治療は非常に大きなリスクがあり、中毒性巨大結腸の危険性を高めます。
下剤
腫れによって腸が狭くなって便秘を起こす場合もあります。市販の薬は効果が強過ぎて不快な場合もあるので下剤を飲む前に医者に相談した方が良いでしょう。
鎮痛薬
軽い痛みには医者はアセトアミノフェンを推奨します。アスピリン、イブプロフェンやナプロクセンのような非ステロイドの抗炎症薬は使わないで下さい。これらは症状を悪化させます。
鉄のサプリメント
慢性の腸出血がある場合、鉄欠乏貧血を起こすかもしれません。鉄のサプリメントを服用することが、鉄の値を正常に保って、出血が止まった場合は、鉄欠乏貧血を再生します。
外科手術
食事やライフスタイルが変え、投薬治療や他の治療をおこなっても症状を緩和できない場合、医者は手術を勧めるかもしれません。
手術は潰瘍性大腸炎を排除することができます。それは結腸や直腸全体を取り除くということです。過去には、この外科手術の後、腹部の手術後の傷の上に小さな袋を被せて便を集めていました。それに代わって現在では、小腸の最後の方にパウチを取り付けています。パウチは肛門に直で取り付けられています。腸が水を吸収する必要性がないため、通常の5~7倍の柔らかい水っぽい腸の動きになっていつものように排泄ができます。
外科手術の場合、回腸造瘻術か回腸嚢がその人にとって適切かどうか、医者と相談するべきでしょう。潰瘍性大腸炎の25~40%の人は、最終的に外科手術が必要になります。
統合失調症 「治療法」
投薬治療
神経安定薬として知られている抗精神病薬は、大人の統合失調症患者の投薬治療で広く使われています。1990年代まで、抗精神病薬は陰性症状よりも陽性症状を管理するのに効果的でした。現在では、新しい抗精神病薬によって、もっと効果的に陽性と陰性の両方の症状を管理することができるようになりました。新しい抗精神病薬は、クロザピン、リスペリドン、オランザピン、クエチアピン、ジプラシドネ、アリピプラゾールなどがあります。
2007年8月、アメリカの食品医薬品局はリスペリドンを13~17歳の青年期の統合失調症の治療薬として認可しました。これは青年期の統合失調症の治療薬として唯一認可されている非定型抗精神病薬です。
米国糖尿病協会によると、特定の抗精神病薬は糖尿病、肥満、高血圧のリスクを高めます。このため、クロザピン、リスペリドン、オランザピン、クエチアピン、ジプラシドネ、アリピプラゾールを服用している人は、医師の診察を慎重に受ける必要があります。
ニコチンがこれらの投薬治療の効果を阻害するため、喫煙者は抗精神病薬の投薬治療の処方量を増やす必要があることもあります。
より新しい抗精神病薬は副作用が少ないです。例えば、旧薬よりも新薬の方が、遅発性ジスキネジーの発生率は低くなりますです。遅発性ジスキネジーは口、唇、舌や体の他の部分に不随意運動を引き起こします。旧薬は、他の投薬治療の妨げになる、発作の危険性がある、白血球を減少させるなどの副作用があります。新薬の登場によって、統合失調症の治療は向上し、統合失調症の人の生活の質も向上しました。
一般的に抗精神病薬の治療の目標は、投薬量を少なくして効果的に症状を管理することです。適切な投薬治療と用量は人によって様々です。良い治療を行っていたとしても、再発することもあります。しかし、投薬治療を行うことで、少なくとも再発の頻度は減少します。
決められたとおり服薬しないことは問題です。
新しい投薬治療によって、副作用が少なくなり、服用の順守率も向上しましたが、服薬をきちんとしない場合は難しい問題が残ります。
統合失調症の患者の中には、勧められた治療を受けないで、自分には何も問題は起こっていないと言う人がいます。統合失調症の性質と言ってしまえばそうなってしまうのですが、統合失調症の患者は、自分自身で治療法やサポートを見つけ出し、治療を順守することが困難な場合もあるのです。
非薬物療法
症状を軽減するには投薬治療は効果的です。一方で、非薬物療法が功を奏している統合失調症患者も多くいます。この治療は以下の様なものです。
個人療法
認知療法によって、ストレス性の高い考えや状況に対処し、再発のリスクを軽減することができます。消極的な考えや行動を変えて、信念や感情を自分で管理できるようになります。統合失調症でない人は当たり前のようにしている日常生活の活動が、病気のせいで困難だったかもしれません。また、認知療法のセラピストは、投薬治療計画をきちんと遂行していけるようにサポートしてくれるでしょう。
家族療法
家族を支援して指導してくれるセラピーがあれば、患者と家族にとって有益なものになるはずです。家族が患者の病気について理解して、病気の再発を引き起こすストレスフルな状況を理解して、患者が薬物療法に専念できるようにサポートできれば、症状が改善されるチャンスは増えるでしょう。逆に、もし家族メンバーが患者から距離を置いたり、患者を理解することができなかったり、病気に対して批判的であれば、症状の改善は困難でしょう。
リハビリテーション
自力で生きていくために必要なソーシャルスキルや職業上のスキルを身につけることは、統合失調症から立ち直っていくための、1つの道となるでしょう。セラピストの助けによって、良好な衛生状態を保つ方法、料理の仕方、旅行の方法などソーシャルスキルを学ぶことができます。ソーシャルスキルの習得や職業訓練を行い、仕事を探してそれを継続することができるよう支援を受けている統合失調症の人は、職業上の訓練や就職の斡旋を受けない人に比べて、より大きな症状の改善が期待できます。
今日、統合失調症に対する投薬治療や他の治療を前向きに受ける人が増えているため、統合失調症の人で長期入院を必要とする人は少なくなっています。
帯状疱疹 「治療法」
帯状疱疹は数週間程度で自然と治まります。しかし、正しい治療によって痛みを緩和し、治療にかかる期間を短縮し、合併症の危険性を低くすることができます。
医者は以下の3つ方面から治療を試みます。
抗ウィルス薬の処方によって症状の長期化と深刻さを低減します
経口抗ウィルス投薬治療はアシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルなどを用いて行われます。ベストな成果を上げるためには、投薬治療は最初に帯状疱疹の水疱が出てから72時間以内に始めることが大切です。
炎症を和らげる抗炎症薬
コルチコステロイド剤は、部分的に炎症を抑えて、ヘルペス後神経痛の危険性を減少させます。
痛みをコントロールするための鎮痛剤
深刻な痛みを緩和するには麻薬(オピオイド)が必要です。
痛みが帯状疱疹の治癒後も続くようなら、三環系抗うつ剤や特定の抗けいれん剤が有効です。カプサイシンを含む局所の軟膏や、リドカイン(痛みを緩和する薬)が含まれる皮膚パッチも痛みを和らげます。
性器ヘルペス 「治療法」
性器ヘルペスを根治することはできません。しかし、アシクロビル、ファムシクロビル、バラシクロビルなど、ヘルペスを早く治癒し再発の頻度を減らすことが可能な抗ウィルス剤の経口投薬を用いることで、性器ヘルペスの治療を行うことができます。日常的に服薬すれば、これらの経口投薬はヘルペスウィルスを相手に感染させる機会を減らすこともできます。
アスペルガー症候群 「治療法」
アスペルガー症候群のコアとなる症状を根治することはできません。しかし、早期に専門的な介入を受け、行動マネジメントやソーシャルスキルのトレーニングを受けることによって、多くのこどもが改善を見せます。医師は治療にはどの方法が効果的であるかを進めてくれるはずです。治療方法には以下のようなものがあります。
コミュニケーションとソーシャルスキルのトレーニング
明確で決められた方法で、アスペルガー症候群の子どもはコミュニケーションとソーシャルスキルの方法を学ぶことができます。また。自然なリズムの会話や、ジェスチャー、アイコンタクト、声のトーン、ユーモア、皮肉などのコミュニケーション技術も学ぶことは可能です。
認知行動療法
認知行動療法は執着、怒りの爆発などの問題行動を抑えることを目的としています。また、感情の理解や不安への対処法などのスキルを向上させることも目的としています。認知行動療法は子どもに困難な場面(例えば初めての場所やイベントなど)を理解させ、その場面に対してどのように対処すれば四以下を選択させる訓練に焦点を当てます。
投薬治療
アスペルガー症候群自体に友好的な薬剤はありません。しかし、不安、うつ、活動過剰など、アスペルガー症候群の子どもの多くが示す症状に関しては、投薬によって改善することができます。
心房細動 「治療法」
心房細動の治療には、心拍を通常に戻したり心拍をコントロールしたりすることで心拍が異常に速くならないようにする医療手当、投薬治療等があります。血栓を作らないための血液の抗凝結薬も治療法の1つです。
ベストな治療法は、心房細動がどれくらいの期間続いているか、症状がどれほど深刻か、心房細動を引き起こしている原因は何か等によって異なります。通常、心房細動の治療の目的は、心拍のリズムをもとに戻すこと、心拍数をコントロールすること、血栓を作らないことです。
心房細動が自然と治まる人もいます。また、甲状腺の異常などの特定の症状が心房細動の引き金になる人もいます。心房細動を引き起こしている書状が改善されると、心房細動の症状も治まる可能性もあります。症状が申告であるか、心房細動が起こったのが初めてだった場合、医師は心臓のリズムをもとに戻そうとするでしょう。また、投薬治療によって心拍をコントロールし、血栓を予防することがベストな方法である場合もあります。
心房細動に対処するベストな方法は多くの要因によって決まります。例えば、心臓に他の疾患があるか、心房細動に対する投薬治療にどれほど耐性があるかなどです。ケースによっては、カテーテル治療や手術などを必要とする場合もあります。
心拍リズムを通常に戻す
心房細動を治療するにあたり、心拍のリズムを通常の状態に戻すことが理想的です。心房細動を引き起こしている原因、またどのくらいの期間心房細動が起きているかなどにもよりますが、この目的を達成できるケースもあります。医師は除細動と呼ばれる医学手法を用いて、心拍のリズムを通常に戻すことができる可能性があります。除細動には以下の2つのタイプがあります。
薬剤による除細動
このタイプの除細動は抗不整脈薬による投薬治療を行います。心臓の状態によって、静脈注射もしくは経口での投薬治療を用いて心拍リズムを通常へ戻します。通常は、病院にて心拍を継続的にモニタリングしながら行われます。心拍リズムが通常の状態へ戻れば、医師は同じタイプの抗不整脈薬もしくはさらに長期間硬化が持続する同様の薬を処方し、心房細動の再発が起こらないようにします。
電気的除細動
電気的除細動では、電気ショックを心臓に与えます。電気ショックは心臓の電気活動の一瞬後にストップします。心臓が再び活動を始めた時、通常の心拍リズムを取り戻していることを治療の目的としています。電気的除細動は全身麻酔の状態で行われます。
除細動を行う前に、ワルファリン等の血液の抗凝結薬による投薬治療を数週間行い、血栓の発生や脳卒中のリスクを抑えます。経食道心エコー検査を除細動の直前に行う場合もあります。経食道心エコー検査とは血栓の有無を確認する検査で、食堂内にチューブを通し、超音波を用いて心臓画像を作成します。心房細動が24時間以内で治まっていない場合、ワルファリンを除細動後、最低6週間服用して血栓ができるのを予防する必要があります。
通常の心拍リズムを維持する
電気的除細動が行われた後、将来的な心房細動を予防するために薬剤による除細動が行われることも多いです。アミオダロン、プロパフェノン、プロカインアミド、ドフェチリド等が投薬治療に用いられます。これらの薬剤は多くの人の心拍リズムを通常に保つことができますが、吐き気、めまい、疲労感などの副作用もあります。稀なケースですが、心室性不整脈という心室に発症する命に関わる障害を引き起こすこともあります。投薬治療は将来ずっと必要になる場合もあります。投薬治療を行っていたとしても、心房細動が他の形で表れる危険性は高いのです。
心拍数のコントロール
心房細胞による心拍リズムの乱れが通常の状態に戻らない場合もあります。その場合、治療の目的は心拍数を遅くすることになります(心拍数のコントロール)。昔から、医師はジゴキシンを処方してきました。ジゴキシンは安静時に心拍数のコントロールをすることができる一方で、活動時には効果が薄くなります。そこで、多くの人はカルシウムチャンネル遮断薬、ベータ遮断薬などを追加する必要があります。一般的に、安静時の心拍数は1分間に60から100程度です。医師は心拍の最大値についてのガイドラインを示してくれます。
投薬治療を行うことができない、また投薬治療を行っても心拍数をコントロールできない人もいます。そういうケースでは、房室結節アブレーションも選択肢の1つとなります。
房室結節アブレーションは高周波エネルギーを、長くて薄いチューブ(カテーテル)を通して房室結節に当て、細胞を死滅させる方法です。房室結節アブレーションによって、心房が心室に電気刺激を発することができなくなります。しかし、心房は引き続き細動し、抗凝血剤を用いた投薬治療が必要になります。通常の心拍リズムを発生させるためのペースメーカーが埋め込まれます。房室結節アブレーションの後も、脳卒中のリスクを軽減するために、抗凝血剤を用いた投薬治療が必要になります
手術とカテーテルの挿入
投薬治療、除細動が心房細動のコントロールに効果を発揮しないこともあります。そういったケースでは、医師は以上な電気信号を発生させている心臓の細胞部分を取り除き、通常の心拍リズムに戻す方法を勧めるかもしれません。
そこでは2つの選択肢があります。
高周波カテーテル・アブレーション
心房細動以外に心臓に異常が見つからない人に関して、心房細動は心臓の特定部位が関係しることが多いです。その部位が異常なペースメーカーの様になって速い鼓動を生み出し、その結果心房が細動します。その特定部位とは、肺静脈であることが最も多いです。肺静脈とは肺から心臓へと血液を送り返す血管のことです。高周波エネルギーをカテーテルを用いて直接その部位に当て、異常部分を取り除き、異常な電気信号の発生を止めます。この方法は、投薬治療や装置埋め込みなどを行わなくても、不整脈を止めることが可能です。また、別の電気回路が発見されれば、心臓の違う場所を治療する必要があることもあります。心臓細胞を凍結療法させることのできる、違ったタイプのカテーテルが用いられる場合もあります(凍結療法と呼ばれます)。
メイズ手術
メイズ手術は心臓切開手術時に行われます。メスを用いて心房を数カ所切開し、瘢痕組織の迷路(maze: メイズ)を作り出します。瘢痕組織は電気を運ばないため、心房細動を引き起こす電気刺激がコースから外れます。高周波や凍結療法も併用され、メイズ手術にはいろいろはバリエーションがあります。メイズ手術の成功率は高いですが、心臓切開手術を必要とするため、他の治療で効果が見られない場合か、他の心臓手術(冠状動脈バイパス手術や心臓弁修復など)を行っている場合にのみ行われます。メイズ手術が行われた後も、ペースメーカーが必要な場合もあります。
心房に瘢痕組織を作り出す方法は、現在もより新しくて侵襲の少ない方法が開発されています。胸を小さく切開する、もしくは胸腔から小さなカメラを入れて、高周波を当てたりや凍結療法を行ったりする医師もいます。マイクロ波、レーザー、超音波などを用いてメイズ手術を行う方法も開発されつつあります。
血栓の予防
心房細動の人、もしくは心房細動の治療を行っている人は、脳卒中につながる血栓ができてしまうリスクが特に高いです。心房細動の他に心臓疾患を持っている人は、そのリスクがさらに高まります。そのため、ワルファリン、アスピリンなどの血液の抗凝固薬が処方されることもあります。心房細動を発症すると、たとえ心拍が通常のリズムに戻ったとしても、その後はずっと血液の抗凝固薬を飲み続ける必要があるということを知らない人も多くいます。
心房粗動
心房粗動は心房細動に似ていますが、よりゆっくりした症状です。心房粗動の場合、心房の異常な心拍リズムは、心房細動ほど無秩序な感じではありません。心房粗動が心房細動に変化する場合もありますし、その逆もあり得ます。心房粗動の症状、原因、リスクファクターは心房細動によく似ています。例えば、脳卒中は心房粗動の一般的な合併症になります。
心房粗動と心房細動の違いの1つに、心房粗動の方がカテーテルアブレーション等の治療が有効であることがあげられます。心房細動と同様、心房粗動も適切に処置されれば、命に関わる病気ではありません。
バルトリン腺嚢腫 「治療法」
バルトリン腺嚢腫の治療は嚢腫の大きさ、不快感の程度、感染の有無、膿瘍に進行しているかどうかによって異なります。以下が、医師が薦める治療法です。
シッツバス(腰湯座浴)
バスタブに腰の高さ程の温水をいれて入浴します。1日数回のシッツバスを3、4日行うことによって、小さな嚢腫は自然と小さくなります。
切開、ドレナージ(排液)
感染していたり大きくなってしまった嚢腫の場合、一般的には医師による切開・ドレナージ(排液)が必要となります。切開は部分麻酔の下で医師によって行われますが、場合によっては鎮静下で行われることもあります。処置を行うために、医師は嚢腫に排液用の小さな切込みを入れます。そして、切り込みに小さなゴム製のチューブ(カテーテル)を挿入します。カテーテルは切り込みが閉じてしまわない様に、また完全に排液を行うために4から6週間挿入します。
抗生物質による治療
嚢腫が感染している場合、また性交渉による感染が明らかとなった場合、感染を引きおこすバクテリアを駆除するために抗生物質による治療を行うことがあります。ただ、膿瘍のドレナージが適切に行われた場合は、抗生物質による治療は必要なくなる場合があります。
造袋術
嚢腫が再発した場合、医師は造袋術と呼ばれる施術を行うことがあります。造袋術は再発防止に特に有効です。ドレナージと似た処置を行いますが、異なる点は切り込みの両側に5ミリ長程の開口部を作ることです。医師はカテーテルを挿入した後、再発を防止するために2、3日そのままにしておきます。クリニック・診療所など小規模な医療機関でも施術は可能ですが、嚢腫の大きさや合併症の状態などによっては、病院など中規模以上の医療機関の手術室にて鎮痛下で行われる場合もあります。
嚢腫が感染している場合には、造袋術を行うべきではありません。医師はまず膿瘍を排液し、感染を取り除いた後に造袋術を行います。
再発が収まらず、上記の治療法に効果が見られなかった場合は、医師はバルトリン腺の摘出を薦める事があります。ただ、それほど多く起こるケースではありません。摘出手術は病院など中規模以上の医療機関の手術室にて鎮痛下で行われます。
緑内障 「治療法」
緑内障の治療は、房水流出を改善する、房水の生成を減らす等の療法によって、眼圧を下げることが目的です。点眼、投薬治療、レーザー治療、手術、もしくはこれらの組み合わせによって治療は行われます。
「眼圧の上昇」、「視神経円盤の損傷」、「視野の喪失」と診断されれば、緑内障の治療が必要となります。ほんの僅かな眼圧の上昇の場合や視神経に損傷がない、視野の喪失がなければ、もう少し詳しく検査をして、将来起こりうる可能性について診断を行います。視神経に損傷がある、および視野が少し欠けているときは、眼圧が正常であっても、眼圧を下げる治療をして、緑内障の進行を遅らせることができます。
緑内障根治することはできませんし、緑内障によって起こった損傷を元に戻すこともできません。しかし、治療によって緑内障を管理することは可能です。点眼、経口による投薬治療、外科手術によって、それ以上の損傷を防ぐこと、遅らせることができます。
生涯にわたる治療
緑内障を発症するということは、その後ずっと治療が必要になります。気付かないうちに緑内障が進行したり変化するので、その都度、治療は変わっていきます。通常の検査と治療計画に沿っていくことは面倒かもしれませんが、視力を失わないためには不可欠です。
眼圧を管理することによって、それ以上の視神経の損傷や視野の喪失を防ぐことができます。眼科医は、視神経損傷を防ぐレベルに眼圧を下げることを目標とします。このレベルは眼標圧力と呼ばれるもので、一定の値ではなくある程度の範囲の数字です。損傷の程度や他の要因が関係しているため、人によって眼標圧力は違います。また、眼標圧力は絶えず変化します。
局所的な点眼は緑内障の初期治療でよく行われる方法です。眼の圧力を減らすことで視野喪失の進行を食い止めます。点眼治療の効果がなかった場合、多くの場合は手術へ移行します。しかし、手術は比較的安全で効果的な初期治療です。
点眼
緑内障の治療は医薬品の点眼から始まることがほとんどです。医師はいくつかの点眼薬を処方します。眼圧を管理するために、処方された点眼をしっかり行うようにしてください。点眼を怠ると、視神経に損傷を与えて緑内障が悪化するかもしれません。点眼によっては、毎日何回もしなければならないものもありますが、一日一回で良いものもあります。予期せぬ薬物間相互作用を防ぐために、他に行っている治療があれば医師に知らせましょう。
点眼は血流に吸収されることもあるので、副作用が起こる可能性があります。この吸収を抑えるために、点眼後、眼を1・2分閉じます。鼻の横の眼の隅を軽く抑えて涙が流れるのを防いで、まぶたに付いた余分な点眼薬はふき取ります。医師は1つ以上の薬を処方するかもしれません。1つ以上使用する場合は、それぞれを使用する間隔を聞いておきましょう。
医師がよく処方する点眼薬の種類は以下のようなものです。
β遮断薬
β遮断薬は房水の生成を抑えます。レボブノロール、チモロール、カルテオロール、ベタキソロール、メティプラノールなどがあります。副作用には、呼吸困難、脈拍が遅くなる、髪の毛が抜ける、低血圧、勃起不全、全身倦怠感、衰弱、抑うつ、記憶喪失などがあります。喘息、気管支炎、肺気腫があったり、糖尿病でインスリンを使っているならば、β遮断薬は呼吸状態を悪くする可能性があるので、β遮断薬以外の薬が使われます。
αアドレナリン作動薬
αアドレナリン作動薬は房水の生成を抑えます。アプラクロニジンやブリモニジンです。副作用は疲れ、眩暈、紅潮、痒み、眼の腫れ、口渇、アレルギー反応です。
炭酸脱酵素阻害薬
炭酸脱酵素阻害薬はドルゾラミドやブリンゾラミドなどがあり、房水の量を減らす効用があります。副作用には頻尿や指先や爪先のチクチク感があり、炭酸脱酵素阻害薬が経口摂取されるときによく起こります。サルファ剤のアレルギーがあったりサルファ剤に対して敏感なら、炭酸脱酵素阻害薬の処方は行わない方がよいでしょう。
プロスタグランジン類似体
プロスタグランジン類似体の点眼薬は房水の流出を防ぎます。ホルモン様の物質で、ラタノプロスト、ビマトプロスト、トラボプロストなどがあります。緑内障治療の第一治療として利用する傾向はなくなってきています。副作用はかなりの紅潮、眼を刺すような痛み、虹彩が暗くなること、まぶたの皮の色素変化、網膜の腫れによるぼやけた視界などがあります。
縮瞳薬
ピロカルピンのような縮瞳薬は房水の流出を増大します。副作用は眼の周囲や中の痛み、眉毛の痛み、ぼんやりした鈍い視野、近眼、アレルギー反応、鼻の詰まり、発汗、唾液分泌、時々原の具合が悪くなることなどです。
エピネフリン
エピネフリンは房水の流出を増します。副作用は眼の赤み、アレルギー反応、動悸、血圧の上昇、頭痛、不安などがあります。
経口治療薬
点眼薬だけで望ましい眼圧のレベルに下がらない場合には、医師は経口投薬を処方する可能性があります。医師は通常、アセタゾールアミドやメザゾールアミドなどの炭酸脱酵素阻害薬を緑内障に処方します。食事と一緒に服用すれば副作用が軽減されます。経口投薬治療によって起こるカリウム喪失には、バナナやリンゴジュースの摂取を加えれば、喪失は縮小します。
経口投薬を使い始めたときは、頻尿や指や手足のチクチク感を経験するかもしれません。数日後、これらの症状は通常は消失します。炭酸脱酵素阻害薬の他の副作用には、紅潮、抑うつ、全身倦怠感、腎臓結石、無気力、胃の不調、炭酸を含んだ時の金属の味、勃起不全、体重減少などがあります。
神経保護剤
緑内障の人の視覚が失われそうな程に進行した段階では、眼圧を低くすることは一時的な解決にしかなりません。いくつかの治験では、特定の薬が緑内障に関連した損傷から視神経を守れるかどうか検査しています。ブリモニジンを使ったときに起こりうる神経保護の効果を研究している人もいますが、これは局所的点眼薬で、すでに緑内障のために処方されています。アルツハイマー病の治療に使われるメマンチンの神経保護効果の可能性を研究している人もいます。
外科手術
投薬治療に耐えられない人や薬の効果がない人は、緑内障の治療に手術が必要かもしれません。緑内障の手術には以下のいくつかの方法があります。
レーザー治療
過去20~30年の間に繊維柱帯形成術が開放隅角緑内障の治療に多く使われてきました。小柱網の一部を高エネルギーのレーザー光線によって小さすると、他の部分は伸びて開いてきます。そのため、房水が排出されやすくなります。
このレーザー手術の種類は10~20分くらいかかります。麻酔薬の点眼を行った後に、特別なレンズを眼に入れます。医師はレンズを通してレーザーを小柱網に向けて熱を与えます。レーザーの眩しい光が見えます。
通常はすぐ普通の活動に違和感なく戻れます。医師は手術後1~2時間様子を見て、週に数回診察します。手術の効果が完全に明らかになるまでには数週間かかります。
ほとんどの場合、緑内障のレーザー手術により眼圧が下がります。しかし、時間の経過とともに眼圧が上昇することもあります。
従来の手術
点眼薬やレーザー手術が眼圧の管理に対して効果がない場合、線維柱帯切除術のなどの手術を行う必要があります。この手術は入院もしくは外来で行われます。
リラックスするための投薬治療、点眼、眼を無感覚にするための麻酔薬を注射されます。執刀医は白眼である強膜を開き、小柱網から小さな欠片を取り除きます。
房水はその後、その穴を通って自由に流れ出ます。結果として、眼圧が下がります。穴は結膜によって覆われて眼に穴が開かないようになっています。この手術は、以前に眼に手術を受けていなければ最高の効果が期待できます。
手術後は、何度か定期的に検診を実施します。新しく開いた排水の穴が感染しないため、また傷つかないために、抗生物質や抗炎症薬が処方されることもあります。傷は若い成人や白内障手術を受けたことのある人に多く起こる問題です。
緑内障手術によって現在の視力を守ることができますが、すでに失われた視力を取り戻すことができるわけではありません。また、手術によっては眼圧を十分に下げることができず、引き続き緑内障の点眼薬を使ったり、他の線維柱帯切除術を受けなければならないこともあります。
排出管インプラント(埋め込み)
排出管インプラントは、二次性緑内障の人や子どもの緑内障患者に対して行われる方法です。排出管インプラント手術は、病院もしくはクリニックの外来で行われています。リラックスするための薬や点眼薬、眼を無感覚にする麻酔を行い、その後、医師は小さなシリコンを眼の中に入れて、房水が排出しやすいようにします。
手術後、24時間眼帯をし、その後何週間かは点眼薬をして感染や傷をから眼を守ります。医師は眼を週に何度も観察します。
緑内障手術の合併症には、感染、出血、高過ぎるもしくは低過ぎるままの眼圧、視力の喪失があります。眼の手術を受けることは白内障の進行を早めます。これらの合併症に対しては、効果的な治療があります。
急性閉塞隅角緑内障
急性閉塞隅角緑内障は緊急性があります。急性閉塞隅角緑内障を発症すると、医師は複数の投薬治療によって眼圧をできる限り早く減らします。虹彩切開と呼ばれるレーザー手術を行うこともあります。
この手術では、レーザー光線によって虹彩に小さな穴を開け、房水が小柱網に繋がっている前房に簡単に流れるようにします。房水が再び小柱網へ到達したら液体は通常通り流れ出ます。次の数年のうちにもう片方の眼が急性閉塞隅角緑内障になるリスクが高いので、多くの医師は虹彩切開をもう片方の眼に行うように勧めます。


