心房細動は、以下のような合併症を引き起こす恐れがあります。
心房細動による不規則な心拍が原因で、血管に血液が滞留し、血栓が生み出されることがあります。血栓ができると、心臓から脳へと移動する恐れがあります。移動した血栓は血流を阻害し、脳卒中を引き起こします。心房細動による脳卒中のリスクは、年齢によって異なり、高齢であるほどリスクが高まります。また、高血圧であること、家族に心臓疾患の病歴があること、脳卒中の病歴があること、他の要因によってもリスクは異なります。心房細動の人はそうでない人に比べ、脳卒中のリスクがかなり高まります。血液の抗凝結薬などの投薬治療によって、脳卒中や血栓による他の臓器の損害のリスクを大きく下げることができます。
管理されていなければ、心房細動は心臓を弱らせ、心不全を引き起こす可能性があります。心不全とは、身体が必要とする血流を心臓が十分に供給できない症状のことを言います。