軽度認知障害は、通常の高齢化による認知の変化から深刻なアルツハイマー病による変化への移り変わりの状態を言います。軽度認知障害は認知の多くの分野に影響を与えます。例えば、言語、不注意、推理力、判断力、読み書きなどです。
軽度認知障害は二つの大きなタイプに分かれます。健忘性軽度認知障害と非健忘性軽度認知障害です。健忘性軽度認知障害は記憶に比較的大きな影響を与えます。言語、注意の持続時間など他の機能はどちらの軽度認知障害でも機能が損なわれます。
健忘性軽度認知障害はアルツハイマー病に進行する可能性があります。非健忘性軽度認知障害は他の病気、例えば前頭側頭認知症、レヴィー小体認知症による初期の進行性失語や認知症などに影響を与えます。軽度認知障害の人の中には、認知症に進行しない人もいます。状態が変わらないままの人もいれば、以前の状態に戻る人もいます。
最近の報告によると、70歳以上の12%は軽度認知障害を持っています。軽度認知障害の人はそうでない人に比べてアルツハイマー病を発症する可能性が3倍から4倍程度高くなります。