慢性副鼻腔炎の治療は、鼻の通り路の不要なものを除去し、付随する原因を解消することが目標です。
慢性副鼻腔炎の治療には以下のようなものがあります。
抗生物質により、バクテリア感染が原因で起こった副鼻腔炎を緩和し、解消することが可能です。医者は抗生物質を3~12週間処方する、もしくは7日間症状が見られなくなるまで処方します。
深刻な副鼻腔炎を起こしている場合には、炎症を緩和するためにコルチコステロイドを処方することがあります。フロネーズやベコナーゼなどのコルチコステロイドは鼻から投与しますが、プレドニゾンは経口摂取です。
充血除去剤や抗ヒスタミン剤を経口で、もしくは鼻スプレーの形で投与し、詰まった粘液を除去・乾燥させ、症状の一時的な緩和を行います。この投薬治療には、アフリン、スゥーダフェット、アレグラ、クラートィンなどが用いられます。
鼻の空洞を生理食塩水の入った鼻腔プレーで洗い流すことで、乾燥した粘液を柔らかくします。乾燥した気候の時には、霧吹きで噴射したり、加湿器を付ける事で、鼻水を排出しやすくすることができます。
アレルギーが副鼻腔炎を引き起こしている場合、体の反応を妨げる抗体を刺激してアレルギーの誘発物質を特定することで、慢性副鼻腔炎を軽減することができます。
治療や投薬治療が長期間にわたって効かないケースには、鼻の内視鏡による手術が有効かもしれません。この手術には、まず医者は細くて管が曲がりやすく光が付いている鼻の内視鏡を使って鼻腔を調べます。妨害物の原因によっては、様々な道具を使って組織を取り除いたり、鼻腔を妨害している骨やポリープを削ったりします。狭くなった鼻腔を広げることによって、鼻水の排出を促進することができます。
バルーンを使った鼻形成術も行われることがあります。これはバルーンを挿入して膨らます方法で鼻腔を広げます。バルーンを使った鼻形成術は、洞手術に比べて侵襲性が少ないです。しかし、比較的新しい方法ですので、長期的な効果ははっきりしていません。