トラコーマは世界中で見られ、失明の恐れのある眼病です。西側諸国ではあまり知られていない病気ですが、アフリカなどの貧しい国々では、40%にもの上る子供たちが、トラコーマの危機にさらされています。
目の中にバクテリアが入り、トラコーマは目、鼻、喉へと広がっていきます。トラコーマは接触感染していき、たいていの場合は両目が感染してしまいます。
早期に治療することができれば、予後はほとんど問題ありません。たとえワクチンなどがなくても、予防することが可能です。たとえば、1950年代にアメリカではトラコーマがほとんどなくなりましたが、これは公衆衛生を改善したためです。モロッコなどでもほとんど症例がなくなったのは、保健機関が啓発活動につとめ、トラコーマに対する予防方法を広めたためです。
トラコーマを治療せずにおいておくと、失明するおそれがあります。WHOは8千万人もの人がトラコーマに感染しており、やく8百万人が失明していると述べています。このうち多くはアフリカのサハラ砂漠のあたり、アジアの一部の地域、そして中東の地域の人々です。
もしもトラコーマが風土病となっている地域に旅行する場合、予防のために衛生状態に十分に注意を払う必要があります。
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