統合失調症の一般的な症状は以下の通りです。
一般的に、統合失調症によって、様々な役割、特に職場や個人生活で働く能力が徐々に低下していきます。統合失調症の症状は多様です。その時々で様々な行動をとるかもしれません。非常に動揺して落ち込んでトランス状態に陥ったり、動けなくなったり、無反応な状態になったりします。また、すごく平静な時もあります。上記のような症状が持続的、進行的であるなら、統合失調症の予兆かもしれません。
一般的に統合失調症の症状は、陰性症状、陽性症状、認知症状の3つに分類されます。
陰性症状は病気の初期に現われるので、本人は治療が必要だと認識しないかもしれません。行動を起こさない、また個人的な特性を現さない症状であるため、陰性症状と言われています。陰性症状として、様々な働きが徐々に低下し、その結果、社会性が低くなります。陰性症状とは以下のような症状です。
感情の鈍化(感情の欠落)
不適切な感情(恐ろしい映像を見て笑うんなど)
発現の変化(ぼんやりと単調に話す)
陽性症状は幻覚や妄想などです。人格に特性や行動が加えられたことから陽性と呼ばれています。
幻覚は、存在しないものを感じ取ることです。統合失調症で最も多い幻覚は幻聴です。他の人には聞こえない声が聞こえ、会話することもあります。もしくは声が自分の行動を指図しているように知覚するかもしれません。幻覚は、結果として他人に危害を加えることもあります。
妄想は、現実に基づかない個人的な固い信念によって作られたものです。最もよくある統合失調症の亜類型は被害妄想で、他人が自分を追っている・誰かが陰謀を企てているなど不合理な信念によって形成されています。例えば、統合失調症の人は、テレビが自分の行動を指示している・外部の力が自分の考えを支配しているなどと信じています。
認知に関する症状は陽性・陰性なものより繊細です。認知に関する症状は以下の通りです。
統合失調症は単独で発症するかもしれないし、他の精神的・医学的病気と組み合わさって現われるかもしれません。統合失調症の偏見と他の精神疾患との関連性は沢山あります。以下の事実は何が正しくて何が間違っているかを判断する材料になります。
統合失調症は多重人格や人格の分裂と同じではありません。多重人格障害は別のもので、珍しい病気です。
統合失調症の人で暴力的な傾向にある人もいますが、ほとんどの人はそうではありません。多くの場合、他人と関係をもつよりは自分の殻に閉じこもってしまいます。
被害妄想が強く、疑い深い人全てが統合失調症ではありません。妄想性人格障害の人もいれば、統合失調症の他の特徴を持っていなく、単に人を疑いやすい傾向にあるだけの人もいます。
幻聴が聞こえる人がすべて統合失調症とは限りません。抑うつ状態の人は幻聴が聞こえることがあります。幻聴が聞こえる人は深刻な医学的病気が原因の可能性もありますし、投薬治療の影響の可能性もあります。
必ずしも統合失調症の症状とは限りませんが、統合失調症の人には薬物乱用が多い傾向にあります。統合失調症の人にはニコチンが一般的な薬物乱用で、統合失調症でない人は4分の1の喫煙率なのに対し、統合失調症の人の75~90%が喫煙します。残念ながら、アンフェタミン、コカイン、マリファナのような薬は統合失調症の症状を悪化させます。ニコチンなど他の薬物は、統合失調症の投薬治療の妨げとなることもあります。