読書や映画鑑賞などに没頭すると、束の間、日常から自分を解き放ってくれるような感じがするものです。物語が終わると、登場人物たちの経験と自分の人生を重ね合わせてみることもあるでしょう。このように、自分の思考をいったん現実社会から逸脱させることは楽しくもあり、精神面も楽になります。
解離性障害を発症している人は、慢性的に現実世界から逸脱してしまいます。しかも、無意識のうちに起こります。その間の記憶がなくなってしまったり、人格が変わってしまっている人もいます。こうした分離的な症状は、トラウマ体験に対する反応として、またつらい記憶を消し去ろうとしたときに起こります。
治療法は心理療法、催眠療法、投薬治療などがあります。こういった治療を受けることは困難かも知れませんが、治療によって多くの解離性障害を持った人がより健康的で、より生産的な生活を送るための新しい対処方法を見つけることができます。