1999年夏、ニューヨークにおいて大量のカラスが死んでいきました。保険当局がようやくその原因にたどり着いたときには、すでに4人の犠牲者が出た後でした。その原因とはウエスト・ナイル・ウィルスで、蚊を媒介に主に鳥、そして人間と馬に感染するウィルスです。
ウエスト・ナイル・ウィルスは1930年代後半にアフリカにおいて多く見られた病気です。以来、アジア、ヨーロッパ、中東、そして北南米に広がっていきました。1999年にアメリカの東海岸で爆発的に流行り、現在は全米へと広がっていきました。
ウエスト・ナイル・ウィルスには、事前に兆候は見られず、たいていの場合、感染したことも気づかないことがほとんどです。症状が軽い場合は全快することがあります。しかし症状が深刻な場合、抵抗力が落ちている場合、ウエスト・ナイル・ウィルスは非常に深刻で、脳の炎症、脳膜や脊髄膜の炎症を引き起こすことがあります。多くはありませんが、ウエスト・ナイル・ウィルスによって死にいたることもあります。
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