サナダムシにまつわる話は、30メートルにもなる虫が小腸に寄生し、ある日、便といっしょに出てきたというようなものがあります。
こういった例は非常に珍しいケースですが、実際にはあまりそういうことはありません。サナダムシは食物や水などの摂取したときに、サナダムシの卵や幼虫などを一緒に体内に取り入れてしまうことで感染してしまいます。サナダムシに感染している人は、通常、感染していることに気づいていません。この寄生虫は腸の中で成虫になりますが、あまり症状がありません。症状があるとすると、腹痛や、吐き気、下痢などがありえます。もっと深刻な状態になると、肝臓や肺、中枢神経の損傷や嚢胞といった合併症を引き起こす可能性があります。
サナダムシが腸の中に寄生している状態は薬などによって簡単に治療することができ、予後も非常に健康的に過ごすこともできます。しかしながら、感染が体の他の部分へと移っている場合、診断に時間がかかり、適確な治療が難しくなります。もしも処置をせず放置しておくと、生命を脅かす可能性があります。
食事の前に手を洗うなど、よい衛生状態を保つことで、サナダムシ感染を抑えることが可能です。また、衛生状態がよくない貧しい国、牛肉や豚肉を生で摂取している国では、サナダムシに感染する可能性が高いので、発展途上国に旅行へいくときは、特に注意を払わなければなりません。
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