膣口の両側にあり、膣を潤滑させる液体を分泌する腺をバルトリン腺といいます。そのバルトリン腺の排泄管開口部がふさがり、液体が排泄管内にたまってしまった状態をバルトリン腺嚢腫といいます。時に、液体がた小さな膿を形成し、感染症を引き起こす場合もあります。
感染症の症候として膣口部付近の赤み、熱、痛み、圧痛(押すと感じる痛み)などがあります。
バルトリン腺嚢腫やバルトリン腺膿瘍はそれほどよく見られる症状ではありませんが、20代の女性に最も多く見られます。
バルトリン腺嚢腫の治療は、嚢腫の大きさや痛みの程度、感染症の有無によって異なります。温水に浸すことで、嚢腫や膿瘍が自然と抽出されることもあります。場合によっては、外科的な手術によってドレナージ(排液)させる必要があるかもしれません。また、感染している場合は、医師の診断によって抗生物質による治療を行う必要もあります。