甲状腺機能亢進症の治療は複数あります。最善の方法は年齢、身体状況、病気の深刻度合いなどによって変わります。
放射性ヨードを経口摂取すると、甲状腺で吸収され、3~6ヶ月後には腺が縮小して正常な症状に戻ります。この治療で甲状腺の活動がかなり遅くなるため、チロキサンの代わりとなる経口薬を毎日服用する必要があるかもしれません。
抗甲状腺投薬治療によって、甲状腺が過度のホルモンを分泌しないようにして、徐々に甲状腺機能亢進症の症状を減らします。プロピルチオウラシルやメチマゾールなどが処方されます。症状は6~12週で治まりますが、抗甲状腺投薬治療は1年以上続けられます。人によって、完治する人もいますが、再発する人もいます。
βブロッカーは通常は高血圧の治療に使われます。甲状腺の値を減らすわけではありませんが、心拍数を減少させて動悸を抑えます。そのため、医師は甲状腺レベルが正常になるまで処方することがあります。
抗甲状腺薬に適用がない、または放射性ヨード治療を行いたくない場合、外科手術を受ける対象になりますが、これはとても稀です。
甲状腺摘出では、甲状腺全てが摘出されます。この手術によるリスクは声帯や副甲状腺の損傷です。副甲状腺とは、甲状腺の裏側にある4つの小さな腺で、血液の中にカルシウムを取り込む助けをしています。それに加えて、レボチロキシンという通常の甲状腺ホルモンを供給する薬を一生のみ続けなければなりません。副甲状腺も摘出された場合、血中カルシウムレベルを正常に保つ薬も服用しなければなりません。
グレーブス病を発症した場合、軽度なら風や光を避けるために目を閉じて、目薬や潤滑ジェルを使用します。症状がもっと深刻なら、プレドニンなどの副腎皮質ホルモンを用い、目の後側が腫れないように治療します。場合によっては以下のような外科手術が行われます。
この手術では眼窩と眼窩の横部分の洞との間にある骨を取り除きます。成功すれば視野が改善されて目が通常の位置に戻るよう空間をつくることができます。手術の後に二重視野になるという合併症が起こる可能性もあります。
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