手根管症候群は手や手首に繰り返し強く力がかかり、扱いにくい圧力がかかる動作を伴う特定の仕事が原因であるとする研究もあります。これらの仕事は物を削ったり粉砕する道具や、チェーンソーや削岩機などの動力工具を扱う仕事や、生肉工場などの並んで行う重い組み立て作業です。コンピューターを日常的に使う仕事も手根管症候群を引き起こすと考えられていますが、科学的には立証されていません。
どの活動が手根管症候群を引き起こすかは明確ではありませんが、もし扱いにくい、手指を反復して使う作業や、力強く握ったり、振動する道具を使うなど手に強く衝撃を与える仕事や趣味を行う場合、手根管症候群を引き起こすリスクは高いと言えるでしょう。
他の危険因子は以下のようなことです。
女性は男性に比べて三倍も手根管症候群を起こしやすいとされています。女性は閉経の後に特に発症しやすく、男性は中年期に手根管症候群を発症するリスクが高まります。
近親者が手根管症候群にかかったことがあるなら、他の人に比べて手根管症候群を引き起こす可能性が高まります。手首の形など、生まれつきの身体の特徴によっては更に影響を受けやすくなります。
甲状腺の病気、糖尿病、肥満、関節リウマチは手根管症候群のリスクを高めます。妊娠している女性、経口避妊薬を飲んでいる女性、閉経の途中の女性はホルモンの変化によって手根管症候群のリスクが高まります。体液貯留は妊娠中、手根管症候群の原因となります。幸運なことに、妊娠と関連がある手根管症候群は、子どもが生まれると改善します。タバコを吸う人は吸わない人に比べて、手根管症候群症状がひどく、回復が遅れたりします。