一般的に線維筋痛の治療は投薬治療と自己ケアの両面から行います。症状を軽くして健康を回復することが重要なことです。
投薬治療によって、線維筋痛の痛みを軽減して睡眠を改善することができます。よくある選択肢は以下の通りです。
アセトアミノフェンは線維筋痛の痛みや固さを軽減します。しかしその効果は多様です。トラマドールはアセトアミノフェンと一緒に、または単独で使われる痛みを軽減する薬です。医者は、他の薬と同時にアスピリンやイブプロフェン、ナプロキセンアトリウムなどの非ステロイド系抗炎症薬を勧めるかもしれません。非ステロイド系抗炎症薬はそれ単独では線維筋痛の痛みを統制するのに効果的であると証明されていません。
睡眠を促進する助けとなるアミトリプチリン、ノルトリプチリン、ドクサピンなどのような抗うつ剤が処方されることもあります。アミノトリプチリンと組み合わせでフルオキセチンも効果的です。セルトラリンとパロキセチンも抑うつに効果的です。
睡眠時、塩酸シクロベンザプリンを服用することは筋肉の痛みやけいれんを緩和する助けとなります。しかし、一般的に筋肉弛緩剤は短期間の使用に限定されています。
プリガバリンは線維筋痛の痛みを軽減し、機能を回復します。プリガバリンは抗けいれん薬ですが、痛みの種類によって使われることもあり、米国食品医薬品局によって初めて線維筋痛を治療する薬として立証されました。線維筋痛を発症した人がプリガバリンによって症状が軽減したという研究もあります。ある研究では、参加者の30%の人がプリガバリン投与によって、症状が改善したと報告されています。プリガバリンの副作用として眩暈、眠気、集中力の欠如、視界のかすみ、体重減少、口の渇き、手足の腫れがあります。
酒石酸ゾルビデムのような睡眠薬の処方が線維筋痛の人に短期間の効果をもたらすかもしれませんが、この薬の長期服用に反対する医者もいます。この投薬治療は、効果に対して体が抵抗を示すようになれば、一時的にしか効かなくなります。最終的には睡眠薬を服用することが、多くの人に更なる睡眠問題を引き起こします。
ベンゾシアゼピン系薬は筋肉の緊張をほぐして睡眠を促進しますが、維筋痛の治療ではベンゾシアゼピン系薬は避けられる傾向にあります。ベンゾシアゼピン系薬は習慣性薬物になる恐れもあり、長期の効果は証明されていないためです。
医者は線維筋痛の治療には、依存と中毒の恐れがあるため、通常は麻薬を推奨しません。プレドニゾンのようなコルチコステロイド剤は線維筋痛の治療に対して効果は証明されていません。
認知行動療法は自身の能力に対する自信をもたせて、ストレスの多い状況を扱うことができる方法を教えてくれます。認知行動療法は個人のカウンセリング、授業、ビデオテープ、CD、DVDなどによるもので、線維筋痛のコントロールの助けになるかもしれません。
多様な治療を組み合わることは、痛みの軽減など症状の改善に効果的です。リラクゼーション、バイオフィードバック、慢性の痛みのケアなども総合的な治療計画の中に組み込まれます。全ての人に効く組み合わせはありません。医者はその人にどのような治療計画が適当なのかを検討し、治療計画をたてます。