ばね指の治療は深刻さや持続時間によって様々です。
軽度もしくはあまり症状が起こらない場合は以下の方法が有効です。
症状が起こっている手を4~6週間休ませることで簡単に改善が見られます。症状が起きた指の使いすぎを防ぐためには、仕事や繰り返し握る動作が多い個人的な活動を変えたり減らしたりするとよいでしょう。
症状が起きた指を伸ばすために、6週間程度副木を付けます。副木は関節を休ませる助けとなります。就寝時に指が曲がっていると、起床時に指を動かすのが痛いのですが、副木
によって防ぐことができます。
ばね指が起こっている指に対して簡単な指の運動をするよう、医者から提案を受けるかもしれません。この運動は指の動きを維持する助けとなります。
3~4週間は繰り返し握る動作や長期間振動する機械を使うことは避けた方がよいでしょう。
症状が起こった手を温水に浸けます。特に朝、温水に入れることで、物をつかむことが困難なことが緩和される可能性もあります。温水に浸すことによって症状が改善するなら、一日のうち複数回、温水に浸すと良いでしょう。
もっと深刻な症状に対しては、医者は以下のような手段を勧めるでしょう。
イブプロフェン(アドビル、モトリンなど)などの非ステロイド性抗炎症薬の投薬治療によって、腱の覆いの狭窄や腱のトラッピングを導く炎症や腫れを緩和したり、ばね指に関する痛みを和らげたりできます。
コルチゾンなどのステロイド薬を、腱の保護鞘付近もしくは中に注射することで保護鞘の炎症を軽減することができます。この治療は、症状が起きた直後から始めると効果が最も大きいです。必要ならば注射は何度も行われることがありますが、最初の注射より効果が落ちることもあります。関節リウマチや糖尿病などの他の病気を持っている人に対しては、ステロイド注射の効果が見られない場合もあります。
経皮的腱鞘切開術は局所麻酔により行われ、医者は固定された指を解放するために手術針を使います。経皮的腱鞘切開術は人差し指、中指、薬指に効果的です。
他の治療法よりは使われることが少ないですが、他の治療法で指の固定が改善されなかった場合、手術によって腱を解放する方法もあります。