石綿症は多量のアスベストを吸い込んだことが原因となって起こる呼吸障害です。アスベストが肺に長期にわたって蓄積すると、肺の細胞を傷つけ呼吸機能が低下します。石綿症の徴候は、通常、アスベストを吸い込んでから何年もしないと出現しません。しかし、ひとたび発症すると、症状は悪化し、呼吸が困難になり、アスベストを吸い込んだ量によっては死に至ることもあります。
アスベストは自然の鉱物性生産品で、熱や侵食に抵抗する働きがあります。そのため、広範囲にわたる建物に使用されています。特に、パイプやダクトの断熱材、ブレーキやクラッチのライニング、セメント、ビニールフロアのタイルなどに多く用いられています。
アスベストを長期間吸い込んでいた人は、石綿症を発症する可能性が高いです。仕事などでアスベストを吸い込む場合がほとんどですが、アスベストを使用する工場の近くに住んでいたためにアスベストを吸い込んでしまっていた人もいます。現在は、アスベストの使用は厳しく制限されています。